このたび、理事長に選任されました石飛篝です。
前任の三浦彰峰理事長の後任として2期目を担当させていただくことになりました。
当会の発足は、1947年。京都で書道教育の進展を目的に発足いたしました。おかげさまで2027年には、設立80周年を迎えます。
少子高齢化は加速度的に進み、加えて趣味の多様化などで、「お稽古」としての書道は人気があるものの、書道人口の減少は否めないのが現状です。
そんななかで、2024年3月には「書道」のユネスコ無形文化遺産へ提案書が提出され、2026年秋には審議・決定される予定であると明るい話題が発表されています。
現在、学校教育においても、書道は「日本の伝統文化」として位置づけられているとか。
当会も、日本の伝統文化としての書道文化を伝え継承していく使命を担っていると考えています。
たとえば、高齢の方にはいくつになっても書道を楽しんで生きがいとして「書道」を学んでいただく生涯教育として、子供たちには、書道や書道を通して日本文化を伝えていければうれしく思います。
今年は「EXPO 2025」(大阪・関西万博)が4月から10月まで開催され、京都にも多くの外国からの観光客が見込まれています。期間中の8月には、京都市京セラ美術館で「水明書展」を開催いたします。水明書展を通じて日本文化としての書道をアピールしてまいりたいと思います。
水明書道会の運営は、みなさまお一人おひとりのご協力なくしてはなりたちません。どうか、みなさまお力添えを賜りますよう心よりお願い申しあげます。
2025年 1月 水明書道会理事長 石飛 篝