京表具を学ぶ~春の水明セミナー~
3月30日
春の水明セミナーの幕開けは、京表具師井上利彦(井上光薫堂)さんを講師にお迎えしての
文化講座「京表具をまなぶ」でした。
一日通しの講座で、自分の作品をおしゃれなミニ屛風に仕立てます。
午前中はあらかじめ持ってこられた作品の裏打ちです。
小さな作品とはいえ、霧吹きで墨がにじんだり、しわが寄って先生に助けをもとめたり・・・
今回は急遽リバーシブルの屏風にするため、はぎれにも裏打ちしました。
さて、午後からは屏風の仕立てです。まず2枚の板に蝶番をつけます。
和紙で交互に糊付けして表と裏が 360° 開く「紙蝶番」という仕組みを学びます。
この仕組みを紙でするのはわが国独自の方法で、中国の方も驚かれるらしいです。
200年も長持ちする和紙の耐久性にもおどろきです。

慎重に糊付けする参加者(紙蝶番)
ノリが乾く間には、いろいろな言葉や材料について説明を受け、「京表具」のすばらしさを再認識しました。
私たちにとって、表具は自分の作品をいかにかっこよく見せるかということです。
何世代にもわたって受け継がれた伝統の技術と材料をつかって、自分の書作品をかっこよくアレンジ。
参加者のみなさんは大満足の一日でした。

裏も表もかっこよくなりました
堀 翠恵