親子共演・競演
水明キッズのお話ではないのですが、
ある病院の小児科病棟の前に
展示してあって感動したので
ご紹介です。
最初は、すべて、こどもたちの作品かと
思い、バラエティさに感動。
これぞ書道の価値あり!!
個性発揮でなんと素晴らしい!!
と思いました。
しかしながら、
よくよく見ると
親子競演でした。
これまた,新たな発想で、
素敵!と思った次第です。
左側の「戌」、「犬」×2 は,子ども達。
右側の難しい「戌」はお母さん達の作品でした。
子ども達の作品では、「戌」「犬」と名前の入れ方が
どれも絶妙です。
意図しない余白の取り方が魅力となっていますね。
それに比べると、大人の作品の間の取り方は、
やはり常識的かなと・・・。
水明展などでも
この様な親子共演・競演コーナーがあってもいいなぁと思いましたが、
はずかしがりやさんや、反抗期さんやらあるので、
なかなか素直にはいかないだろうなとは思いますが。
そうそう、今夜の水明誌の審査会でも、
ユニークな作品がありました。
小学6年生の大字部の課題「修」が、
「草書体」で,豊かな線で大胆に
半紙いっぱいに書かれていました。
楷書体で正しく美しくだけではなく、
色々な発想があるのが嬉しく、
また、楽しそうに書かれていたのに好感を持ちました。
このように、水明誌でも、
型にはまらず個性的な作品の発表や紹介の場も
あるといいかなぁですね。
最後に確認まで。
ユニークや個性発揮も素敵で良いですが、
書道は文字を題材にします。
その文字には、ある程度の決まり事があります。
誰にも全く読めないのは、
やはりNG(ノー グッド)となりますので、ご注意を。
(北川詩雪)