墨聚展盛会に終了いたしました
2021年 墨聚展「書の文化彩」は
無事に4日間の日程を終えました。
なかなか気分も創作に向かわないコロナ禍のなかで、出品して下さった会員の皆様、
そして、外出もままならぬ緊急事態宣言下で会場に足をお運び下さった皆様
また、案内状作成、名札作成、搬入・搬出、陳列、当番、会場管理とそれぞれのお仕事を献身的にこなして下さった墨聚展運営役員の皆様
そして、当会の趣旨をご理解いただき、補助金という形で支援いただきました京都市、また感染防止策の指導や相談に何度も応じて下さった京都府文化博物館の皆様
ほんとうによい展覧会になりました。ありがとうございました。
実は、コロナ感染が拡大するなかで
「人の密」が避けられない書道展を開催してもよいものかどうか
理事長をはじめ、理事会においても逡巡があり議論を重ねました。
最終的には書展の開催を決めましたが、
それは会場に掲示しておりました「ごあいさつ」にもあるとおりです。
「・・・コロナ禍ですべての芸術が活動の幅を制限されているなか、展覧会を開催し、書で芸術文化をもりあげることが、70数年京都を基盤に書道活動に携わってきた当会の社会的使命ではないかという結論に至りました」
そこで、展覧会を開催する限りは、できる限りの感染防止策を講じた上で、いちばんの人手の必要な搬入搬出も少人数で行い、当番も極力人数を減らして・・・
と理事長の陣頭指揮の下に、今回の展覧会を決行致しました。
もちろん観覧者数もいつもよりは少ないものの、会場には静かな熱意がみなぎっていました。
そしてこの熱意を、6月の「水明書展」で再び熱い息吹としたいと思っています。
水明書展、ぜひたくさんの作品応募をお願いいたします。
「コロナウイルス感染拡大の収束はいまだみえず、現在も緊急事態宣言が発令され、閉塞感が漂っています。展覧会という存在が、創作者の夢やエネルギーが観覧者に感動を与える場であることを祈ってやみません」
〈ごあいさつ〉より
墨聚展の様子はYouTubeのチャンネル水明書道会でも御覧いただけます!
広報担当 堀 翠恵