今年も水明書道会では、11月23日の正覚庵(筆の寺)の筆供養に奉賛させていただきました。
前日の筆神輿作りにも事務局長以下数人で、水明会館で集めた使い終わった筆を持参してお手伝いさせていただきました。
最初はまごついた神輿作りも、二年目、三年目・・・となるとなかなかに手慣れたもので、画家の先生方とご一緒させていただいてバッチリ形も決まりました!
いよいよ当日。今年は感染対策もあって、お神輿の行列はありませんでしたが、それでも次々にたくさんの方々がお詣りされて筆も全国から集まっています。
紅葉もすでにこのとおりです!
午後、2時、境内の威徳堂前で、大護摩経が始まりました。
松明で火が付けられると山伏の読経とともに筆や護摩木が次々に投げ入れられます。
終了後、結界の四隅に掲げられたお札の一つを戴いて帰りました。
今年戴いたのは「西方大威徳夜叉明王」。西方を守る仏様らしいです。
水明会館にまた一年安置して、みなさまのご無事を守っていただきます。
広報担当 堀 翠恵
牛にまつわる故事(四字熟語)の第2回目は正月らしいものを二つ選んでみました。
●「食牛之気 」
①読み方
しょくぎゅうのき
②意味
牛を丸呑みするほどに意気盛んという意味から、心構えがこの上なく大きいことをいう。
子どもの時分から、大きな野望を秘めていること。また、優れた人物は、幼い時から傑出しているということ。
虎や豹(ひょう)は子どものうちから、大きな牛を食べようとする気概を感じさせるという意味から。
③出典
杜甫「徐卿二子歌」
この詩は杜甫の友人である徐卿の二人の子供を詠じたものです。
この詩の頸聯(けいれん)に「小兒五歲氣食牛(小児五歲 氣は牛を食う)」という句がある
●「犂牛之子」
①読み方
りぎゅうのこ
②意味
地位や身分の低い家の生まれても、才能があれば世の中に認められるという意味
③出典
論語雍也篇(論語全二十篇の冒頭から始めて六篇目)
【原文】
子謂仲弓曰。犂牛之子。騂且角。雖欲勿用。山川其舎諸
【訓読】
子、仲弓を謂いて曰く、犂牛の子も、騂(あか)くして且(か)つ角あらば、用うること勿(なか)らんと欲すと雖(いえど)も、山川(さんせん)其の諸を舎(す)てんや。
【直訳】
孔子様が仲弓におっしゃった。
「まだら牛の生んだ子でも、毛が赤くて、角が見事でさえあれば、神前に供えられる資格は十分だ。人がそれを用いまいとしても、山川の神々が決して捨ててはおかれないだろう」
【現代訳】
孔子は弟子の仲弓に、入り混じった毛色の牛の子でも(生まれた身分が低いこと)、毛色が赤で角がまっすぐであれば(才能のたとえ)、祭祀の供物に使うことができる素晴らしい牛(世の中に役に立つ立派な人間とみられること)として重宝される。
④語注
犂牛:毛の色がまだらな牛のこと(家柄・身分が低いこと)
⑤同意語
「犂牛之喩(りぎゅうのたとえ)」
佐藤煒水
水明書道会では春(5月)と秋(9月〜11月)に水明会員や水明誌購読者そして一般の書道愛好家を対象に水明会館で(七条京阪駅下車五分)水明セミナーを開催しています。
開催内容は漢字、仮名、現代書、篆刻と書道の四部門を網羅しています。
講師は水明書道会の一般部審査員で、毎年、多くのご参加をいただいております。
今回はこの講座の一つ、「篆刻」を紹介します。
水明セミナー「篆刻」を担当します。佐藤です。
毎年、秋のセミナーは年賀状の作成を目的として、干支の動物の印や年賀状らしいおめでたい言葉の印を作るのですが今回の講座では「篆書」の書き方を二回に分けて行いました。
一回目は「篆書の筆法」など篆書の基本を、
二回目は篆書を使った作品作りをしました。
今回は第二回目の作品を六点ご紹介します。
①「臥牛」という篆書に牛が寝そべっている印を添えた作品です。
直線的な構成の中に印が効果的に配置されています。
②「辛丑(しんちゅう)」と書かれています。辛丑は来年の干支です。
この作品の見どころは曲直の線の組み合わせです。線のカスレも魅力的です。
③「喝」という文字を淡墨で「滲みとカスレ」を効果的に使っています。
篆書の造形美をうまく活用しています。
④「秋聲」を篆書で書き、五言絶句を篆書に添えています。
柔らかさとしなやかさがで表現された「和様」の作となっています。大正、昭和の文人気質を感じます。
⑤「風爽」を篆書で書き、自詠の五言律詩を篆書に添えています。
五言律詩で空白を埋め、「風」の中の空白を大きく見せた作です。
粗密が美しく表現されて、印も効果的です。
⑥「天禄」を篆書で書き、四言古詩を添えています。
「天禄」が縦線を強調していますので、四言古詩を横に書いたのが成功しました。
文人らしい作品に仕上がっています。
佐藤煒水
水明書道会では今後も、基礎から学ぶ、もっと深く学ぶ、そして楽しく学ぶ、さまざまな講座を企画しております。
また次の機会には、ぜひみなさまもふるってご参加下さいますようお願い申し上げます。
セミナー担当 長田紫豊
波乱の続く令和2年も、あと2か月となりました。
そこで、今年も11月から来年の1月にかけて、
「牛」に関した故事や四字熟語を紹介していきたいと思います。
来年の干支は「丑(うし)」
古代中国人にとって牛は神の霊気 を漂わせた動物です。
中国の神話には牛頭人身の神農や、軍神 蚩尤(しゆう)*1が登場しますが、それらは牛に対する崇拝の念のあらわれでしょう。
今年の干支であるネズミが、
農耕が主である私たち漢字文化圏の人間にとって大切な穀物を食い荒らす憎き動物であったのに対して、
「牛」は農耕を手助けする大事な動物といえるでしょう。
したがって、牛を含む四字熟語には、鼠のように負のイメージを含むものは少ないのです。
●「鶏口牛後」
①読み方
けいこうぎゅうご
②意味
大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。
「寧(むし)ろ鶏口(けいこう)と為(な)るも、牛後と為る無かれ」の略。
「鶏口」は鶏の口(くちばし)。弱小なものの首長のたとえ。
③出典
史記蘇秦伝(しきそしんでん)
中国の戦国時代に、蘇秦(そしん)*2が韓(かん)王に
「小国とはいえ一国の王として権威を保つのがよく、強大国の秦に屈して臣下に成り下がってはならない」と説いて、韓(かん)・魏(ぎ)・趙(ちょう)・燕(えん)・斉(せい)・楚(そ)の六国が合従(がっしょう=連合)するのを勧めた故事による。
注
*1蚩尤(しゆう):中国神話に登場する神で、『路史』では、人間に農耕を教えたという「炎帝神農氏」の子孫とされている。古代ギリシャ神話のミノタウルスのように人の身体に牛の頭を持つといわれる
*2蘇秦(そしん): 中国、戦国時代の縦横家。洛陽の人。字は季子。鬼谷子に学び、遊説家として活躍。強国の秦(しん)に対抗して燕 ・趙 ・韓・魏・斉・楚 に合従策を説いて同盟させ、成功するが、同じ鬼谷子門下の張儀(ちょうぎ)の連衡策(れんこうさく=6国を個別に秦と同盟させようとした策)に敗れた斉で殺された。
佐藤煒水
9月21日、水明会館で11月の師範・準師範検定試験を受験予定の8名が師範検定模擬試験講座に参加されました。
参加されたメンバーの中には初めて会館に来られたような感じの方もおられて
少しいつもの模試講座と雰囲気が違っていました!
この講座は本番と同じ会場で,試験時間や試験の流れを体験できるのが最大のメリット。
参加者からは、
・ほぼ本番と同じ環境で体験できて、少し緊張がほぐれた。
・実技テストの体験ができて、良かった。
・不安が少し解消できた。
・現時点の弱点がわかった。
・時間配分が事前に実感できて良かった。
というお声をいただきました。
来年も開催する予定ですので、受験を考えておられる方はぜひご受講くださいね。
緊張がほぐれ、自分の弱点もわかります。
模試担当 石飛 篝
9月13日 待望の秋のセミナーが開催されました。
会場を2階3階にわかれ、ソーシャルディスタンスを保った形です。
【午前は半紙での臨書講座】
◎漢字臨書講座は浅野菘巷先生による「蘭亭序」の特徴と書き方
特徴的な箇所の見方や筆の運びを丁寧に細かくご指導いただきました。
◎仮名臨書は内藤詩羊先生による「小島切」の特徴と書き方
筆の持ち方、運び方から始まり小島切の特徴と書き方を丁寧に教えていただきました。
【午後からは条幅講座】
◎漢字条幅講座は三浦彰峰先生
争坐位文稿の臨書から作品へ、作品の見せ場をどう作るかなど
受講生の作品をもとにそれぞれに参考手本を書いて下さり
最後は受講者の皆さんの作品を並べて講評をいただきました。
◎仮名条幅講座は白波瀬青陽先生
墨のすり方から指導いただき墨色を美しく保つ事、
横線やらせんなどで筆の動きを練習してから作品つくりへ。
とても丁寧にそれぞれの書き方を見て下さり参考手本も一人一人に書いていただきました。
さて、水明セミナー担当によりますと
実際に参加された方の感想は以下の通りです。
参加目的は?
・臨書を学びたい。うまくなりたい。
・初心者ですので、少しでも目標に向かって進みたいと参加。
・臨書の方法について、直に先生の指導をうけたいので。
・先生に師事していないから。
・漢字条幅を教えていただきたいとずっと思っていました。
・臨書から作品制作に結びつけるため。
・小島切の特長をとらえ、もっと上手に書けるようになりたい。
・自分で書いていましたが、作品にするための考え方を教えてほしいと思いました。
・仮名条幅が苦手で、受講しました。
感想をお聞かせください
・基本を教えていただけて良かった。
・筆の持ち方から教えていただきました。
・丁寧に親切に教えてくださり、緊張もほぐれどんどん楽しくなりました。
・墨のすり方、筆の選び方が良くわかりました。
・先生が書かれる参考作品は多彩でした。
・参加された方が熱心なので頑張らなくてはと思いました。
・筆を立てて今まで書けなかった線がかけるようになりました。
・細かいところまでみてくださいました。
・先生が書かれている姿を見て、参考になりました。
・線の太細、渇筆のあとの墨つぎ、など書き方を色々教えてくださいました。
・墨の含ませ方、筆の使い方、墨つぎなど一人ずつ教えていただきました。
・気軽に何でも答えて下さるのでありがたいです。
今回、①会場 ②通信 ③リモートと受講形式の選択肢が増えました。
今後も皆様のレベルアップのお役にたてるように講師、係と連携をとりつつ努めてまいりますので、
参加しやすい形でお申し込みください。(セミナー担当:小林小琴・長田紫豊)
きっと作品つくりの一助になると思います。
今後の予定は
9月21日(祝・月)13時~16時 師範・準師範検定模試
10月10日(土)9時半~12時半 臨書講座 漢字・仮名
13時半~16時半 条幅講座 漢字・仮名
10月11日(日)9時半~12時半 篆書講座
13時半~16時半 現代書講座
11月15日(日)9時半~12時半 篆書講座
13時半~16時半 現代書講座
ぜひご参加下さい!
広報担当 山根青坡
古文の優れた書を真似て書く「臨書」の重要性は、古今の書家が述べておられ、また実践されて、創作の基礎になるもので、手習いの初歩段階から書道の上級者に至るまで、欠かすことのできない勉強方法です。
水明誌で半期6回、関戸本古今集を取り上げました。各回1首、1ページの連載で技法の解説をいたしました。
さてここでは、モノクロの水明誌の連載ではお伝えできなかった料紙と文字との関係などについて、少しご説明をさせていただきます。
現代のかな書道の作品は、白い紙以外にも染料で染めたり模様を画いた紙(料紙と呼ぶ)に墨の濃淡で文字を書くことがありますね。
白紙(しろがみ)で書く漢字とは異なり、色彩と墨色を調和させるのが妙味。なんとも言えない趣(おもむき)のある味わいですが、むずかしいところでもあります。
古筆と呼ばれる日本のかな作品は、平安時代に黄金期を迎えます。その頃の女性の装いで、染色加工した単色の衣を重ねて着る十二単(ひとえ)が知られています。色によって季節感も表現する衣装です。
同様に書道においても、多色を濃淡に染めた紙を重ねて和綴の冊子本(ノート状に仕立てる)にしたものが作られました。
料紙にかいた後、製本にしたのではなく、仕立てた本に直接に古今和歌集を書いたもので、現存で著名なものが関戸本古今集です。
関戸本の料紙は、萌黄(もえぎ:黄と青の中間色)、紫、茶、黄などに染めてありますが、同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと層をなすように繰り返す「繧繝(うんけん)」とよぶ彩色方法で作成されています。
現存する関戸本古今集はおよそ千年の時を経ていますが、意匠を凝らした和綴の本に書いてあり、特に紙の明るさ暗さに対応した墨の量の扱いは、色付きの料紙にかなを書くときの参考になることは間違いありません。
例「濃色料紙の場合」
線に太細をつけるが、線が色に負けて読めなくなるので、渇筆(かすれ)にならないように注意して書く。
例「淡色料紙の場合」
墨量の多い少ないを隣接の行と対比させて書く
今に伝わる関戸本古今集は、①読みやすい字形、②紙の明るさに合わせて、墨量・潤渇を変化させる、③リズミカルな運筆、④隣接の行との呼応、⑤流麗な連綿、など、優れた技能を有し、料紙の美しさは時代の美意識を感じる麗しい工芸品です。
ぜひ、カラー本で継続して臨書をしていただきたいと思っています。
小林小琴
ながらくご無沙汰していました。
水明書道会の一大イベント「水明書展」も今年は中止になってしまいました。残念ですが仕方のないところですね。
さて
新型コロナにまつわる自粛要請もようやく解除されましたが、昨今の状況を踏まえるとまだまだ油断はできませんね。
早くにオンライン授業に着手された先生もおられますが
大半はぼちぼちお稽古を始められたというところではないでしょうか。
私自身も教室では神経質なほどソーシャルディスタンスに注意し、エアコンをつけたうえで窓など開放して換気をし
マスクは必至、そのうえフェイスシールドを装着しています。
先生方はそれぞれに工夫されていることと思いますが、
特にこの梅雨の時期の蒸し暑さの中では、エアコンなど効かず熱中症まで心配しなくてはなりません。
そこでこんな「かんたん間仕切り」を見つけましたのでご紹介します。
私の伺っております「洛南身体障害者福祉センター」では食堂の空き時間に教室をしています。
そこに所長さんの手作りのこんな衝立てが置いてありました。
さっそく障害者福祉センターの所長さんにうかがって設計図をいただき、私も作ってみました!
材料はいずれもコーナンなどで売っている「塩ビパイプ」とその継手、それと端に付けるキャップ。
透明シートは100均のテーブルクロスです。
塩ビパイプは太さもいろいろですが私は16ミリ径で作っています。もちろん継手もその径に合わせます。
ネットなどでは透明シートを透明のゴミ袋にしたりのアイデアや、これらをセットにした商品もあります。
でも、ほぼカットするだけの簡単なものです(カットサービスしてくれるDIYの店舗もある)ので自作がオススメ。
材料費も1つ1000円未満です。
大きさもいろいろ変えることができるし、何より不要になったら解体して片づけられます。
ほんと、のこぎりで切ってはめ込むだけ・・・
あっという間に完成です!!
ビニールクロスはセロテープなどで止めてしまってもいいのですが、使用後除菌したり洗ったりしたいので私は洗濯ばさみで止めました。
指導者の前に置いて使用する場合は下から半紙の出し入れができるように少し隙間を空けます。
また教室の生徒さん同士の間に間仕切りとして使用する場合は下までクロスを下げます。
実際に「水明会館教室」で使用してみました。
案外向こうはよく見えました。
マスクはしていてもフェイスシールドを外すことができるのは有り難いです。
けっしてこれで完璧というわけではありませんが、
いろいろと工夫して「新しい生活様式」として乗り切るしかありません。
皆さんも「こんなことやってるよ〜」というようなアイデアなどありましたら是非とも水明会館や広報担当までお知らせ下さいね。
広報担当・堀 翠恵
いよいよ墨聚展も最終日
連日たくさんの来場者が「ギャラリートーク」を楽しまれていますが
最終日のギャラリートーク、担当は本会の事務局長 高井秀山先生 でした。
絵などと違って
「書は難しい」「わからない」とよく言われ
今ではそれを志す者にしか理解しがたい書ですが、
その書をもっと気軽に鑑賞するためのポイントや視点を
漢字・仮名・現代書をそれぞれとりあげて、説明して下さいました。
会場に詰めかけた「秀山」ファンの皆様も存分にトークを楽しまれたことと思います。
さあいよいよ祝賀懇親会・・・
でもその前に、
本会の書展、搬出作業は搬出係だけでなくその場に居合わせた出品者が全員で!!
「ふうー! ニハチ(二尺八尺の額作品)はけっこう重いわあ」
でもみんなでやるとあっという間に片付きます。
墨聚展祝賀会(於:ブライトンホテル)
理事長 三浦彰峰先生のご挨拶、そして実行委員へのねぎらいの言葉に続き・・・
第14回墨聚展の総務主任木村城雪先生と、墨聚展の実行委員の主任副主任の先生方
昨年末から、この先生方にいろいろ準備していただいたお陰で
楽しい書展になりました。たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。
乾杯の御発声は副理事長の白波瀬青陽先生です。
・・・なんと、私としたことが、メインのお肉の撮影をわすれました。。。
美味しいお料理、気の合った仲間との語らい・・・
若々しく楽しい雰囲気の祝賀懇親会です。
そして、お待ちかねのビンゴゲーム
今回の賞品は入浴剤など健康グッズで、たくさん準備してくださって、
けっこうな確率で賞品がもらえます。
でも
楽しい時間はあっという間です。
副理事長石飛篝先生の締めのご挨拶と、
水明書展での再会を約束して、拍手でお開きとなりました!!
広報担当・堀 翠恵
昨日の好天とはうってかわって、午前中に雨が降り出した墨聚展3日目
それでも3連休の初日とあって、朝からたくさんの方にお越しいただきました。
さて、
本日のギャラリートークは、「現代書部門」の山根青坡先生
緊張で、「お昼ご飯ものどをとおらない!」なんておっしゃっていましたが
ふたをあけると・・・
からだじゅうで大きな字を書くときのリズムや
作品鑑賞のポイントなど
とてもわかりやすく楽しく解説して下さいました。
本当は動画でアップしたいくらいの
ダンスのようなリズムの筆運びのパフォーマンス
作者の方が作品づくりに留意した点を話して下さったり
チャーミングという言葉で作品を表現されたり・・・
あっという間に時間がすぎました。
ちょうど門川京都市長もお越しになっていましたので、お言葉をいただきました。
さて!
年々応募が増える「子ども年賀状フェスティバル」
カラフルに色とりどりで干支のねずみを描いたもの
大人顔負けの筆文字がバッチリ決まっているものなど・・・
今年も力作が多数集まりました!
2つと同じ物がない、完全オリジナルばかり
自慢の楽しい企画の一つです。
さあ、あすはいよいよ最終日。
事故なく無事に、そして最後まで楽しい書展になるように
運営役員一同、がんばります。
広報担当・堀 翠恵
お天気に恵まれた墨聚展2日目
沢山の方にご来場賜りありがとうございました。
ギャラリートーク初日
午後二時から北川詩雪先生により開催されました。
その場におられた三浦理事長はじめ審査会員の先生にも
作品の意図やポイントをインタビューされました。
墨色、空間の処理、同じ題材でもサイズや
表現の仕方を変え、作品の展開を図る事の
大切さを学びました。
22日、23日も午後2時から行われます。
多数のご来場をお待ちしております。
広報担当 山根青坡
第14回墨聚展 本日よりはじまります!
この展覧会は、昨年度水明書展有審査一部の受賞者と役員・審査会員・無鑑査会員による選抜展です。
昨日搬入陳列を無事に終え、いよいよ本日10時より開幕です。
会期:2月20日~23日(午前10時~午後6時、最終日は5時)
会場:京都文化博物館5階(京都市中京区三条高倉)
≪小中高生からの年賀状展≫
≪ギャラクシー賞受賞作品展示≫
≪一般部審査員によるギャラリートーク≫
漢字、仮名、詩文書、篆刻と
バラエティーに富んだ作品が並んでいます。
皆さまのお越しを出品者一同、心よりお待ちしております。
広報担当 山根青坡
さる26日(日)、水明書道会の総会と新年懇親会が京都ホテルオークラで開催されました
総会では事業報告、会計報告、事業案と予算案など・・・
水明の現状や課題が報告され、水明展の出品者増や水明誌購読者新規獲得に向けての試みを今年もいくつか提案されて、承認を得ました。
いずれも型どおりの報告ですが、担当者は昨年の決算や幹事会などを経てそれぞれに必死で資料の準備をしてきましたので、総会が終わってやれやれというところでしょうか。
また厳しい意見も出ましたので、今後の理事会で検討しなければならないことも山積みで、
会員の皆様のご協力のもとで、この課題を一つずつ検討し解決に向けて努力していかなければなりません。
さて、総会の後はお待ちかねの「新年懇親会」です。
新年懇親会は
三浦理事長のご挨拶と白井進会長の乾杯の御発声で開始です。
あざやかなお正月らしいオードブルからはじまりました!
恒例の水明展審査会員の揮毫による色紙の抽選会も楽しく開催されました。
理事長揮毫の色紙を引き当てられたのは、お世話になっている業者さんのお一人でした!
お酒も会話も弾んだ楽しい新年会でした。
広報担当・堀 翠恵
明けましておめでとうございます。
本年もオフィシャルブログをよろしくお願い申し上げます。
さて、令和2年の幕開けですが
じつは昨年の理事による大掃除の時に仕残していたことがありました。
それは懸案の水明会館の書架の整理です。
水明会館には会館1階の北側壁面に大きな書架が備え付けられています。
この書架には安達嶽南先生・平山無涯先生をはじめとする水明の先達の先生方からの寄贈本などがぎっしりと詰め込まれておりまして、このブログでも「水明のお宝発掘」と称してこの中のいくつかを紹介させていただきました。
しかし、実際にはなかなか会員の皆様にもこうした貴重な本を利用していただくことができず、せっかくのお宝を眠らせていたのが現状です。
そこで戦略運営部、三浦理事長他の有志によって昨年の暮れに書架の整理が行われました。
整理のポイントは
①水明誌の歴史を楽しむ
→平成元年からの水明誌を1階に移動させました。
②会員の皆さんや支部の先生方が利用しやすいように本の配置を変更
→1階にあった国語大辞典、論文集、漢詩集、あるいは同一の内容が記載された作品集など普段あまり見ない図書を3階階段踊り場の書架に。
そして作品の作成に活用できる漢字、仮名の古典や図書などを1階に置きました。
1階の図書を見て興味を持たれた方は、ぜひ3階の図書でさらに知識を深めてください。
図書の閲覧には……
1階のテーブル席を利用していただけますのでお気軽に本を手にとってご覧下さい。
またコピーをとっていただくことも可能です。(モノクロ1枚5円、カラー1枚20円)
なお利用にあたっては、皆さんに気持ちよく利用していただくための最低限のマナーを守っていただきますようお願い致します。
あの中国の古典の大系である「書學大系」が手にとってみられる。これは実に素晴らしい図書です。見れば感動しますよ
水明誌のバックナンバーを書架の一番上に
昭和の書を体系的に集めた「書道グラフ」も全巻そろっています
日本国語大辞典などは3階に移動させました。
こちらでもゆっくりご覧いただけます。
今後もいろいろな形で「支部支援対策」を進めていきますので、ご協力のほどよろしくお願い致します。