春のセミナーだより
3月から開講している春の水明セミナーもいよいよ後半。
平成から令和の時代に移り、初めての講座を5月3日、五月晴れの高雄神護寺で開催。本物を現地で学ぶ、という初企画。しかも、バス停から山道を20分歩かないとたどり着けない現地集合という高ハードル。
「ええ企画やけど、皆さん、参加してくださるかなあ」と心配していましたが、フタを開けてびっくり。21名の参加者が。
この春一番人気のセミナーとなりました。
さて、「灌頂暦名」を前に水明会員でもあるご住職の谷内弘照管主より神護寺の虫払い行事についてレクチャーをうけたあと、講師の高井秀山先生より「灌頂暦名」の書作品としての鑑賞ポイントを、顔真卿の争坐位文稿との比較考察などから。
また、セミナー受講終了テストにかわり、「灌頂暦名」に関するクイズが出題されるなど、ためになる楽しい現地セミナーでした。
講師の高井先生、受講者の皆様有難うございました。
秋は、国立京都博物館で「特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」の予定です。ぜひ、ご参加くださいね。
小林小琴、石飛 篝