筆供養
毎年、勤労感謝の日の11月23日に行われる東福寺正覚庵の筆供養。
使い終わった筆や不要になった筆に感謝し供養する行事に
今年も水明書道会として参加させていただきました。
前日には水明会館に集まった筆を持参し筆神輿を作るご奉仕。
藁の束に筆を差し込んでいき、周りにはくるっと小筆を巻き付け最後に金紙を巻き
御幣や鳳凰、大きな筆を飾れば、立派な筆神輿が出来上がり、後は明日を待つばかり。
いよいよ筆供養当日、朝からたくさんの参拝の方で境内は大賑わい。
水明書道会では来年のカレンダーに文字を書くワークショップをしました。
皆さん書き上げられて満足そうなこの笑顔!
正覚庵の襖絵を描かれた日本画家の山本隆先生にも一枚書いていただきました。
素敵な招福猫ですね。
13時からは、筆神輿が東福寺境内やご町内を太鼓やどらの音を響かせ練り歩きます。
水明書道会も幟旗や錫杖を持ち歩かせていただきました。
錫杖など、こういう機会でないと持たせてもらうこともありませんよね。
本当に貴重な体験です。
神輿を担ぐのは地元少年野球チーム、
元気よく「わっしょいわっしょい!」と声をあげてくれます。
筆神輿が戻り14時から読経の中、護摩木が焚かれ、全国から寄せられた筆が投げ入れられます。
この煙を浴びると字が上達するといわれています。
秋晴れの汗ばむほどの好天の中、境内の紅葉を愛でお蕎麦やお茶席での一服など
とても楽しい一日を過ごすことができました。
来年も水明書道会は参加予定です。是非、ご参拝下さい。
広報担当 山根青坡