いみちぇん
こんにちは、Suikeiです。
川端通りの水明会館あたりの桜が少し咲き始めましたよ。
さて
小学5年生で書道が大好き、愛読書は「漢字辞典」という超地味な少女モモがイケメン転校生の匠(たくみ)くんと繰り広げる「ひみつのお役目」。
こんな楽しいお話『いみちぇん』をご存じですか?
本の情報にはけっこう敏感な私が、不覚にもこんな小説があることを知ったのはついこの間です。
お稽古にきている5年生の女子が「ものすごくたのしみにしていたのに『×○×○×』の最新刊が買えへんかった」と言っていて。
何その『×○×○×』って・・・。
というところから、教えてもらいました。
「漢字でな、偏とか替えて、闘うねん、めちゃおもしろい」
「・・・?」
「筆が武器になるねん」
「・・・??」
「漢字クイズとかも入ってる」
「・・・???」
何度聞いてもその子の説明では、イメージできません。
それで、本の名前をその子に紙に書いてもらい
『いみちぇん』・・・
翌日アマゾンで1巻から3巻まで購入しました!
作者はあさばみゆきさん、発行しているKADOKAWAの角川つばさ文庫HPによると、2014年に第1巻が発売され、すでに11巻まで出ているそうです。
届いて早速、読み始めたら、これが止まらない。
おとなでもじゅうぶん楽しめます。
舞台はおもに小学校のクラス。テンポは速く、話題も漢字テストだったりいじめだったり。子どもたちには身近な設定で、とくに高学年女子にはウケる設定です。
筆が武器。
でもそれは筆を振り回すのではなく、モモの家に伝わる文房師の作ったすばらしい筆、その筆で書く文字が鬼と戦う武器となります。
ようやく、いみちぇんとは漢字の「意味チェンジ」のことだとわかりました。
楽しみながら漢字の知識も学べます。
ネタバレになるのでこれ以上は話せませんが、
私もわたしのために筆や紙を作ってくれるイケメン文房師がいたら嬉しいな。
『いみちぇん』に『とめはねっ!』『書道ガールズ!!』、そして『ばらかもん』(私のオススメ)
コミックや映画にどんどん「書道」が登場しますね。
書道もまだまだイケそうですよ。波にのりたいですね。
(水明未来構想委員・堀 翠恵)