水明セミナー秋期講座
2023年度 秋の水明セミナーが開催されました。
【10月1日 陶芸絵付け体験】
講師は、陶芸家・伝統工芸士の寺尾陶象先生。東山今熊野の工房で作陶されている現役の陶芸作家さんです。
参加者はセミナーとしてはもっとも多い17名となりました。
素焼きされた湯飲みを用意していただき、それに「鉄」と「呉須」という絵具で絵付けをしていきました。
絵付けとはいうものの、そこは水明書道会、皆さん文字を丹念に書き付けておられました。多くの参加者が土に文字を書き入れるというのは、初体験でしたがとても楽しまれている様子がうかがえました。
時間の余裕がありましたので、寺尾先生のご好意で、陶芸用の土を手びねりで成形する体験もできました。
当日は絵付けのみの予定が、フルコースの陶芸体験となりました。
寺尾陶象先生、本当にありがとうございました。
出来上がりは1ヶ月後ということなので、もうそろそろできあがっていることでしょう。
さてどのように仕上がってくるのか楽しみです。仕上がったものは、またブログにアップいたします。
10月15日は2講座が行われました!
【漢字臨書・条幅講座】
講師は、勝本晨楊先生。水明書道会審査会員、若手のホープ。
午前の臨書では、水明誌臨書講座に掲載中の「智永千字文」を習います。
講座では、講師揮毫による課題がボードに掲示され、受講者はそれを参考に熱心に臨書に取り組みました。
午後の条幅講座では、水明誌条幅講座の課題など、講師が受講者一人ひとりに丁寧に指導されていました。
【仮名臨書・条幅講座】
講師は、長谷川露香先生。水明書道会審査会員、ベテラン講師。
午前・午後とも10名を少し超える人気講座であり、もっとも広い水明会館3階の教室はいっぱいになりました。
受講者も熱心な方が多く、真剣な表情で臨書、条幅に取り組まれていました。先生も大忙しでしたが丁寧な指導
をしていただき、受講者一人ひとりの期待に応えていただきました。
【10月29日 現代書講座】
講師は、山根青坡先生。水明書道会審査会員。セミナー担当は初めてだがユーモアあふれる講師。
午前は作品作りにいかす臨書として「牛橛造像記」と「温泉銘」を取り上げ、厳しく強い線質や運腕大きな動きを学びました。
午後は水明誌現代書講座の課題や、書いてみたい言葉を作品に仕上げました。
最後に講師持参の羊毛長鋒筆と淡墨で、紅葉の漢字は一画づつ、歌詞は一文字づつ、筆をバトンにリレー書で「紅葉」を書きあげました。
水明セミナーはそれぞれの講師から、作品作りのポイントや筆遣いなど直接教えていただける絶好の機会です。
基礎から学ぶ
もっと深く学ぶ
楽しく学ぶ
今後もさまざまな講座を企画していきます。
次のセミナーには是非ご参加ください。よろしくお願いします。
【セミナー担当 髙井秀山】