名勝無鄰菴と藤井斉成会有鄰館を訪ねて
見学研修会報告「名勝無鄰菴と藤井斉成会有鄰館を訪ねて」
5月19日(日)、水明書道会見学研修会として岡崎にある、山縣有朋の別荘である無鄰菴と「藤井斉成会有鄰館」を見学。新緑の一日を堪能しました。
無鄰菴は、七代目小川治兵衛が作庭した近代日本庭園の傑作として名高く国の名勝にも指定されている見事な庭で有名。また、日露開戦に向けて話し合った「無鄰菴会議」の場である洋館など見どころがいっぱい。東山を借景にびわこ疏水から水をひいた庭園を回遊しながら満喫。
つづいて、疏水べりを西に少し歩き、二つ目の見学先「藤井斉成会有鄰館」へ。名誉館長から同館の東洋美術コレクションについて説明をうけたあと、学芸員から「宋代の民俗文化と黄庭堅」についてレクチャーを受けたあと、年に1、2度しか展示されない黄庭堅の真筆「李太白憶旧遊詩」を鑑賞。なかには、法帖を手に鑑賞される参加者も。科挙のカンニング用衣装など庶民から皇帝まで同館の幅広い東洋美術コレクションを大いに楽しみました。
昼食は、おしゃれなオ・タン・ペルデユで。とくにテラス席は大人気でした。
今回の3カ所はどこも「行きたかったけれど、なかなか行けなかったのでうれしい」という参加者からの声に、担当者もほっとした次第。
来年も、みなさまに喜んでいただける見学研修会にしたいと思います。
ご参加いただきました皆様、有難うございました。
(山鹿裕蹟、中村華峰、石飛篝)