青少年展 漢字クイズLIVE
今年の青少年展の特設コーナーは、
「扁(ヘン)と旁(ツクリ)」や「冠(カンムリ)と脚(アシ)」のカードを
組み合わせて漢字をつくる問題3題である。
子どもたちは、場所が美術館、周りが大人ばかりなせいか、
おとなしめである。
解答用紙に自分で組み合わせた漢字を3つ書いて受付へ持ってくる。
子ども 「できた。」
小学三年生の女子。恥ずかしがるでもなく、おどけることもない。
真面目な態度。でも目はちょっと不安を隠せない。
和尚 「はい、見せていただきます。」
「う~ん」
すぐには答えはしない。
鉛筆で書かれた、控えめな可愛らしい文字。
間をとって、ゆっくり顔を上げて、子どもの目を見て、
和尚「ごうかく!!」
と、大きな、大きな声で答える。
合格スタンプをドン・ドン・ドンと大袈裟(おおげさ)に押して、
解答用紙を返す。
和尚 「よくできました。箱の中のものを、1つ持っていってよろしい。」
「むつかしかったか?」
子ども「ぜんぜん。カンタンやった。全部 学校でならってるし。」
すこし饒舌(じょうぜつ)になった。
表情はあまり変えないが、その目に不安はない。
そのあと、2回、解答用紙をもってきた。
和尚「ごうかく」を連発。
すこし気に入られたようだ。
「ふむ、ふむ」
子どもプログラム「漢字ゲーム」で遊ぶ「子ども」と
合格スタンプを押す「和尚」とのやり取り。
実況報告は、以上!!
(ようかん和尚こと秀山)
《ー最終日7月29日は、とても賑わいましたー》
